この記事はUber Eats配達員3年
これまでに1000万円以上稼ぎ、デリバリー業界に身を置いてきた私が
これからフードデリバリーをはじめる初心者さんに向けたアドバイスです
ここに書かれている内容がすべてはありませんが、ぜひ参考にしてください!
「コレについてどう思いますか?」
のような質問はコメント欄から受け付けています。
結論を言えば「任意保険」と「確定申告」について考えましょうという話をさせてもらいます。
この2つは一歩間違えれば
- 気楽に配達してられなくなる
- 本業に差し支えが出たり、社会的に危うくなる可能性がある
- 家族に迷惑がかかる可能性がある
最悪のケースは上のようなことが考えられ、決して他人事でない話です。
優先順位が高いと思うものから3つの章に分けて説明します。
この記事の内容
- 事故と保険の話
- 確定申告と税金の話
- 快適に配達するコツ
初心者Uber Eats配達員は『任意保険』について考えるべし!
- 子供の飛び出し
- 無灯火の自転車が飛び出し
- Uberを嫌うタクシーが幅寄せ
この3つは私の経験した
いわゆるヒヤッと体験
Uber Eatsを含むデリバリー配達員は個人事業主であり、もし事故を起こしてしまった時の対処は自分で対応する必要があります。
「任意保険に入るべし」の意味は
各社一定の補償制度があるものの、配達中に限られる補償であり、100%あてにしてはダメということです。
配達中とは?
リクエストを受けてから配達完了、もしくはキャンセルになるまで
実際は家を出た時から帰宅するまでなにが起こるかわかりませんね。
気をつけていても防げない事故は確実にあります。
続けるなら、補償の内容と関係なく、別途で任意保険に加入するのがおすすめです。
以下に各社の補償内容をまとめました。
Uber
Uber Etas
保険会社:三井住友海上
【対人・対物】
配達中の事故で損害賠償責任を負った場合、最大1億円まで補償
【傷害補償】
- 医療見舞金:50万円
- 死亡見舞金:相続人に1000万円(葬式費用100万円)
- 死亡時の配偶者・被扶養者への見舞金;1人15 万円(3人まで)
- 後遺障害見舞金最大:1000 万円
- 後遺障害等級の確定に要する費用:確定までに掛かった費用
- 入院見舞金:60 日を上限として1日7500円
- 入院一時金:2 万円(ヘルメットしてないと5000円)
- 手術一時金:7万5000円(外来手術の場合3 万7500円)
※注意点
- 配達中のみ(リクエストを受けた時から配達完了 or キャンセルまで)
- 示談代行サービスなし(相手側との交渉は自分で行うか、自分で誰かに頼む)
出前館
詳しくはこちら『傷害見舞金等支給規程』
出前館
出前館には対人・対物の補償制度がありません。自分で任意保険に加入する必要があります。
【対人・対物】
なし
【見舞金】
- 死亡見舞金:1200万円
- 後遺障害見舞金:最大1200万円
- 医療見舞金:最大25万円
- 入院見舞金:1日7500円(最大90日)
※注意点
出前館の登録は任意保険の加入が必須ですが、業務中まで補償されない保険でも登録可能です。
つまり、対人・対物補償ゼロで配達している人が多くいるでしょう。
業務中まで補償されるものに加入しているかどうか?を、一度確認することをおすすめします。
food panda
詳しくはこちら『パンダライダー向け見舞金支給規程』
food panda
保険会社:三井住友海上
【対人・対物】
最大1億円
【傷害補償】
- 医療見舞金:最大30万円
- 入院見舞金:1日7500円(最大60日)
- 死亡見舞金:最大1000万円(葬式費用100万円)
- 死亡時の配偶者・被扶養者への見舞金:1人15万円(3名まで)
- 後遺障害見舞金:最大1000万円
※注意点
フードパンダはシフト制を採用しエリア内にいる必要がありますが、配達中とは見なされません。
他デリバリー会社と同じく補償適用範囲は「リクエスト受託〜配達完了 or キャンセルまで」です。
Menu
詳しくはこちら『menuクルーガイド』
メニュー
【対人・対物】
非公表(menuの裁量により決定)
【傷害補償】
- 医療見舞金:最大40万円
- 死亡見舞金:最大1000万円(葬式費用100万円)
- 後遺症障害:最大1000万円
- 後遺障害等級の確定に要する費用:確定までに掛かった費用
- 入院見舞金:1日7500円(30日まで)
- 入院一時金:1万円
※注意点
メニューの対人・対物補償制度は非公表であることに加え、自転車クルーのみ適用されます。
バイク登録の人は注意してください。
保険制度の対象
対象は、自転車にてご登録しているmenu配達クルーのみとさせていただきます。
※原付・バイクにてご登録されている方に関しましては、ご自身で加入している自賠責保
険・自動車保険をご利用くださいませ。
DiDi フード
詳しくはこちら『障害見舞金規定』
DiDi フード
【対人・対物】
上限3億円(自己負担金なし)
【傷害補償】
- 入院費用:1日7500円(180日まで)
- 通院費用:5000円(90日まで)
- 手術費用:入院+手術7万5000円(入院しない手術は3万7500円)
- 死亡見舞金:1000万円(葬式費用100万円)
- 家族への見舞金:死亡45万円(後遺障害は等級により)
- 後遺障害等級の確定に要する費用:確定までに掛かった費用
DiDiフードのココがすごい!
対人・対物3億円は最悪のケースにも対応できるかなり手厚い補償。
また「事故を起こしたことで業務契約を解消しない」とハッキリ公言してくれています。
Wolt
詳しくはこちら『障害見舞金支給規定』
Wolt
【対人・対物】
無制限(自転車は3億円)
【傷害見舞金制度】
- 医療見舞金:100万円
- 死亡見舞金:1000万円(葬式費用100万円)
- 死亡時の相続人、配偶者、扶養者への一時金あり
- 後遺症障害:等級により
- 入院見舞金:1日7500円(60日まで)
- 手術見舞金:7万5000円(入院中を伴わない場合は3万7500円
ウォルトのココがすごい!
他社が配達中のみのなか、ウォルトの傷害見舞金はオンライン中まで適用されます。
対人・対物は他者と同じ配達中のみです。
初心者Uber Eats配達員は『確定申告』について考えるべし!
Uber Eatsを含むデリバリー配達員は、副業なら年間20万円以上、専業なら年間48万円以上の収入で確定申告をする必要があります。
無申告状態を続けると15%〜20%上乗せで税金を取られるので注意しましょう。
また青色申告ならザックリ10〜20万円、白色申告より節税できます。
目が飛び出る差ですね、、、
こんな人は青色にしたい
- 配達が専業の人
- アルバイト + 配達員の人
- 週1でも配達収入が主な人
青色申告を行うためには
- 開業届を提出する
- 青色申告承認書類を提出する
- 複式簿記で帳簿をつける
>>【初心者用】Uber Eats配達員の確定申告完全ガイド!
こちらの記事を参考にしながら「白色申告」or「青色申告」どちらで申告するか?
はたまた年間20万円以内 or 48万円以内の稼働で抑えるか?
デリバリー初心者さんは一度考えてみましょう!
サラリーマンの青色申告は難しい、しかし
青色申告のためにはUber Etas配達の収入が事業所得として認められる必要がありますが、
サラリーマンの人は本業があるため、雑所得として扱われるケースがほとんどのようです。
しかし
『継続性』があれば事業所得して主張できますよ
よくよく考える必要がある人(青色NG!)
よく考える必要がある人
- 扶養に入ってる人
- 失業保険を貰う予定がある人
- コツコツ記帳するのがどーしても無理な人
上のような人は、青色申告のデメリットを直に受ける可能性があります。
詳しくはこちら
最初の100件までに『マイ・トイレ・ポイント』を探すべし
事故と同じく「いつ・どこで・どのくらいの規模で」トイレに行きたくなるかわかりません。
ありとあらゆるマイ・トレイ・ポイントを見つけておくと、実に安心して配達できるようになります。
マジです!
トイレポイントの例
- コンビニ
- 公園
- 商業施設(キレイ♪)
- パチ屋(キレイ♪)
- スーパー
- カフェ
- 駅
- ピック先で借りる
まとめ、Uber初心者配達員もベテランも「保険」「確定申告」はキッチリと!
100件の人と配達実績1000件以上の人ではトラブル対応の正確さ、スムーズさなど多少違いはあるでしょう。とはいえ専業だったり副業だったり、はたまた趣味だったりするので他人と比べる必要はまったくありません。
なのですが、
「保険」と「確定申告」については数千件以上配達してる人が「よくわからない」「メンドくさい」などの理由で、「大丈夫だろうと思いながら」なにも考えず放置プレイにしている人に出会うことがあります。
「ブースト取らなきゃ」
「クエストをクリアしたい」
「たくさん稼ぐにはどーすればいいかな?」
の前に
「保険」と「確定申告」についてぜひ考えてみてください
ここさえキッチリさせれば、気楽にできるのがUber Eatsのいいところですよ!